これから不動産投資を始めようと思っている方に読んで頂きたいと思い、書かせて頂きました。
私も初めそうでしたが、不動産投資すれば簡単に不労所得が得られると思っていました。しかし、それは大きな間違いです。計画性を持って購入していかなければ、規模拡大に相当な苦労と時間を掛けてしまうことになります。
また、不良物件を購入してしまうと資産ではなく負債となり、最悪の場合破産寸前まで追い込まれることになりかねないことを肝に銘じておいてほしいと思います。
「段取り八分の仕事二分」と言われることわざのように、しっかり準備をしてからのほうがスムーズに規模拡大出来ます。
不動産投資を始める前に必ず自分の置かれている状況を把握しておきましょう。私の事例も交えながらどうぞ。
1.年収の確認
個人で金融機関から借り入れする際、アパートローンと言われるパッケージ化されたローンがあります。絶対とは言えませんが、年収で融資して貰える金融機関が限られてきます。700万円以上あると融資してくれる金融機関の数がぐっと増えます。
私は残念ながら700万円以下だったので苦戦しました。それでも融資してくれる金融機関はありますので諦めないでください。
2.家族の同意が得られているか
家族が不動産投資をすることに同意してくれるか確認しておきましょう。金融機関から借り入れする際、保証人が必要になることもあります。既婚者は奥さん、単身者は家族が保証人となるため反対されるとなかなか買えないということになりかねません。
同意を得ずに隠して購入してもいずれバレますし、家族との関係が悪化しかねないので私は同意を得てから始めることをお薦めします。
私は、始め妻に反対されていて説得に時間を要しました。しかし今では保証人になってくれるまでに協力してくれています。
3.資産・負債の確認及び自己資金の確保
不動産投資を行うには、0円でスタートというわけにはいきません。融資を受ける上でも自己資金が無いと金融機関から融資を受ける事は困難でしょう。
貯蓄や株など自分の資産総額がいくらなのか確認しておきましょう。多ければ多いほど金融機関には好印象でアピール材料になります。実際にすぐ使えなくてもいいんです。家族の同意があれば、奥さんや家族の資産も金融機関へのアピール材料になります。
反対に、カードローンを使っていたり税金等の未払いがあるとマイナスです。お金が貯められず口座からお金の出入りが激しい方は、今からでも散財せず貯める習慣を身に着けるべきです。
私は幸いギャンブルも酒もタバコもせず、貯蓄が好きでしたのでクリーンな通帳をアピールできました。
4.持ち家か賃貸か
自宅を購入していると住宅ローンは負債と見られる事が多いです。もしまだ賃貸だったら、我慢して賃貸に住みながら始めたほうが有利でしょう。もし自宅を購入してしまっていても融資してもらえないわけじゃないです。あくまで融資してもらえやすくなるということです。
私は残念ながら、貯金を使って自宅を買ってしまったあとに不動産投資に興味を持ってしまったのでかなり後悔しています。貯金を使ってしまったのでかなり不利になりました。戻れるなら戻ってやり直したいと思うほど人生最大の後悔です。
5.勤務先の副業規定
よく言われるのは公務員が事業規模の不動産投資をしていると副業規定に引っかかるそうです。一般的な会社の副業規定は不動産投資をしているだけでは、特別問題になることは少ないようですが一度確認しておくべきでしょう。
私の会社では、副業規定というものはありますが業務に支障がなければ問題ないためこれまで追及等されたことはありません。ただ、他会社との兼業禁止を謳っているため法人を立ち上げ代表につくとマズイことになりそうです。
6.不動産投資をしたい理由と目標
なにげにこれが一番重要ではないかと思います。いつまでにどれぐらいの家賃収入が欲しいのか?どれくらいの規模にしたいのか?なぜしたいのか?
欲しい家賃年収を得るには何年でどれくらいどういった不動産を購入する必要があるか?
一度よく考えてみて下さい!
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