物件概要書を読み解く!各項目を解説!

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物件概要書とは

物件概要書とは、物件に関する基本情報をまとめたものです。項目や型式は自由なので、仲介業者さんによって多少違いがあるかと思います。項目としては下記の通りです。

所在地  価格  土地面積  利回り  地目  都市計画  建物の構造  用途地域  

建ぺい率・容積率 その他特記事項

 

所在地

地番や住所表示で記載されます。地番とは、登記簿上に記載されている土地の番号です。住居表示とは、日常生活における所在地で法の定める方法により道路や街区に合理的な番号を振ったものです。

なお地番と住居表示は一致しません。

 

価格

基本消費税込みで記載されています。もし記載がなければ、税込みなのか税抜きなのか確認しておきましょう。

ただ土地のみの売買には消費税がかかりません。

 

土地面積

㎡もしくは坪で表記されています。 1坪≒3.3㎡ ですので変換するときはこの数字で計算しましょう。

 

地目

土地の利用状況によって区分したもので、多いのが宅地・田・山林です。他にも下記地目がありますが、アパートの売買では見る機会は無いと言っていいでしょう。

LIFULL HOME’Sより https://www.homes.co.jp/words/t2/525000550/

 

都市計画

都市計画法により市街化区域と市街化調整区域で分けられています。市街化地域なら問題ありませんが、市街化調整区域は再建築が出来なかったり、建て替え・増改築にも許可が必要になります。

 

建物の構造

大きく分けて5種類に分類されます。

木造・軽量鉄骨造(S造)・重量鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)

融資を受ける際、金融機関は構造別に耐用年数を定め残存年数により融資期間を決めるので、建物の構造はとても重要です。

 

用途地域

都市計画によって、建築できる建物種類・規模・用途が制限されたものです。新築を立てる場合は注意する必要がありますが、中古の場合は既に建築されているので、それほど気にする必要はないでしょう。

国土交通省 都市局 都市計画課HPより https://www.mlit.go.jp/crd/city/plan/03_mati/04/

 

建ぺい率・容積率

建ぺい率とは、土地に対して建物の面積がどれくらいを占めているかを表しています。容積率とは、建物内の床面積の合計について土地の面積に対する比率を計算したものです。

建ぺい率  =  建築面積 ÷ 敷地面積 × 100

容積率   =  延べ床面積(すべての床面積の合計) ÷ 敷地面積 × 100

これは上記の用途地域により、上限が決まっています。もし、建て替えや新築を検討しているのであればよく確認しておきましょう。

 

その他特記事項

物件についての特記すべき情報が書かれている場合があるので、チェックしておきましょう。特に価格や利回り、建物の構造は要チェックですね。

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